発達障害と付き合う、生まれつき茶髪のブログ

発達障害、生まれつき茶髪、左利き…色々なものを持つ女

生まれつき茶髪、頭を整理する

前回の投稿に関して、

かなりひどい発言をしてしまったのではと

この1週間は悩みっぱなし。

 

今日は気持ちを落ち着かせて、頭を整理しようと思う。

 

1、日本社会における、生まれつき黒くない髪の人の

居場所の少なさがどうも許せない。

 

2、居場所を制限してしまっているのは、

『黒髪=真面目、誠実、新卒らしい、……』

などと認識してしまっている私たちであり

意識を変えなければいけない。

 

上記の2点が前回私が言いたかったことだと振りかえる。

 

今回はそれに加えて、もっと伝えたいことを付け加える。

 

私が、発達障害・生まれつき茶髪などを抱えて生きてきて

個人的に感じた事。

 

1、公務員試験で露骨な差別を受ける

多数派と違うところがあれば、採用されないことが多い。

公務員試験を受けたことがあるのだが、すべて面接で不採用。

人と違う何かをかぎ分けられたらしく、

集団面接では、私にだけ回答を求めないという差別があった。

相手が就活生であるという立場の悪用でもあったと思う。

 

2、受験できる学校が限られている

校則のせいで、生まれつき黒くない髪で通学できない学校が

一定数存在するため、

魅力的な授業・行事・部活動があっても全て諦めなければいけない。

自由な校風の学校に行こうとすれば、

難関校の受験が必要となることが多いため、

どんなに頑張っても勉強が苦手な子どもは、

黒染めさせられる学校に通わざるを得なくなってしまう。

 

3、民間企業で働くにも、選択肢が限られている。

発達障害である以上は、避けなければいけない職種はある。

でも髪色を理由に避けられる職種があるために、

やりたい仕事をあきらめるか

生まれつきの髪色をあきらめるかの

選択を迫られてしまう。

私のように、生まれつきの髪色OKで

長く働きたいと思える職場に出会える人は限られているのに。

 

4、上記の経験をしたことがない人が多数派

上記のような経験を、

心や体で味わったことのない人が多くを占める。

それゆえに、上記のような経験をしている人がいる事実も知らない。

したがって、自分には関係のないこととして

解決を当事者に丸投げしてしまう。

自分たちが当たり前に不自由なく生きている社会が

どれだけ狭く、普通であるかのように見えているのに

気が付かないとは悲しすぎる。

 

今回は、整理と言いながら

非常に長くなりまして、申し訳ないことでございました。