アルバイトですら…髪色の壁に傷ついて
不採用は、生まれつき茶髪だからでしょうか?
黒染めする勇気がない意気地なしだからでしょうか?
大学に入学したら、アルバイトを始めようという方は多いと思います。
私もその一人で、3社ほど面接を受けてきました。
どれも不採用で、繊細な性格の私は生まれて初めて挫折しました。
3つとも接客業だったがゆえに髪色の規制が厳しかったのだと思われます。
でも、私はアルバイト先を探すのに髪色自由や茶髪OKの条件を付けて探したのです。そうなれば、繊細な性格も原因だったかもしれません
実際アルバイトの面接で、それもアパレル関係の接客業では、
「髪色が明るい場合は
暗めに染めていただきます」
と言われて裏切られた気分でした。言い返す気力も奪われました。
地毛でも明るければ染めろと言っているのと同じですし、
黒くする必要がなくても、自分の髪色を捨てるよう言われたのですから
相当なショックです。
私はそのショックから、アルバイト情報サイトの「髪色自由」などという
表現に疑問を持つようになりました。
自由と言っても常識の範囲内という意味です。
では、御社がいう常識の範囲はどこからどこまででございましょうか?
会社によって微妙な違いがあるはずですから。
私は接客、販売など黒染めしなければいけない職種や会社では一切働かないと決め、
大学2年生の間だけ日雇い派遣をしていました。
でも、黒くない地毛の人の中には人と接することが好きで
接客や販売の仕事を夢見る人もいるはずです。
その夢が、生まれつき髪が黒くないという理由で絶たれてはやり切れません。
そのうえ、適性があるのに髪色の壁で接客や販売をあきらめる人がいたら
能力の損失のような気がしませんでしょうか?
「だったら染めればいいじゃないか」
このようにおっしゃる方がいらっしゃると思いますが、
髪の毛を染めることには複数の苦痛が伴います。
私がいま日本社会に望んでいるのは、この髪色の壁がなくなって、
適性や能力と内面の人柄の良さで採用するか判断されることです。
そして生まれつき黒くない髪を黒染めさせるのが不適切となることです。
生まれつきの髪色の壁で職業選択の幅が狭まるのは変だと思いませんでしょうか。
皆様はどのように思いますか?
髪色の壁に傷つくのは、当事者たちの自己責任ではない
と私は考えています。