発達障害と付き合う、生まれつき茶髪のブログ

発達障害、生まれつき茶髪、左利き…色々なものを持つ女

若者でも、社員でも、経験者でも…。

どんな人も、人には言えない何かを抱えています。

でも皆さんは、なかなかその真実に

気がついていないでしょう。

 

新入社員さんと出会って

障害のことを話していなければ

私も気づいていなかったと思います。

皆さんも、きっかけがなければ、

気づこうともしていないでしょう?

 

若者なら、どんどん仕事を覚えて。

新しいことに挑戦して。

経験があるなら、それをきちんと生かして。

社員さんなら、先輩の事務仕事を引き継いで。

現場の様子も注意深く見て。

このような期待を、当たり前に思ってしまう方は

よくいるでしょう。

 

でも、どんなに若者でも、

どんなに経験があっても、社員であっても

期待に応えられるとは限らないと思います。

 

それに経験があるとしても、

その人にとって、いい経験とは限らないはずです。

思い出すのもつらい、

二度と味わいたくない過去を持っているかもしれません。

転職してきた人みんなが、

キャリアアップのためなどの明るい理由を

持っているとは限りません。

身の危険を感じたり、身体が言うことを

聞かなくなったりして

転職してきた場合があります。

 

後者だった場合、若者だから、

社員だから、経験者だからと

期待していいのでしょうか?

期待するのはいいでしょうけど、

期待しすぎたり

結果を急いだりするのはよろしくないと思います。

 

理想は、本人のペースで

仕事を覚えていき、

本人が苦しくない範囲で

経験を引き出すことです。

 

職場の同僚たちは、

新入社員さんにものすごく期待しているようで、

期待が行き過ぎてしまわないか心配です。

年配の社員さんに、

新入社員さんへの期待を口にしたと聞いた時は

ゾッとしました。

 

真実を知らないと、

恐ろしい結果を招きかねないことを

躊躇なく言えてしまうのですね。

 

真実を知る私は、

新入社員さん本人のペースで

成長していくのを見守るばかりです。

 

期待することは

悪いわけではありませんが、

焦らずに見守る勇気を

持っていただきたいものです。

 

二度と同じ苦しみを

それ以上の苦しみを、味わうことのないように。