心の梅雨が明けたなら

関東の梅雨入りから遅れること

2週間。

私の心も梅雨入りしたようです。

6月11日からの1週間は

泣いてばかりでした。

朝の満員電車で、人の服に口紅をつけてしまって、

やっとの思いで翌日謝罪しました。

言いたいことが言えただけで、気持ちが楽になって

涙してしまいました。

職場では、仕事のスピードを上げられない

悔しさに涙し、

同僚に気持ちを打ち明けたら

気持ちが楽になってまた涙。

そして夜は、夢の中で亡き祖母に出会い涙。

悔し涙、緊張の糸が切れた時の涙、悲し涙、……、

私の心は梅雨のように雨が続いています。

中休みを挟んで、先日寝る前にも泣きました。

新入社員さんが、特定のパートさんの標的に

なってしまうのではないか。

私も特定のパートさんから、

きつい言われ方をして苦しんできたから、

同じように苦しんでほしくない。

きつい言い方をするパートさんのせいで、

辞めていった社員さんもいるらしいから、

最悪の事態は避けたいのです。

どうしてこんなに、新入社員さんを

思うのか説明します。

年の差がたったの1歳と言うのもあります。

ですが、それだけではありません。

律儀で言葉がしっかりしていて

優しいからです。

彼は、彼自身の洋服のことで

私に相談してきました。

袖口がほつれて穴が開いていたので

始業前に手縫いでお直ししたんです。

そんなにきれいに直せたわけじゃないのに、

彼はすごいと驚いて、

昼休み明けにたくさんお礼を

してくれたんです。

あんな些細なことなのに、私もびっくりです。

そんな新入社員の彼を

きつい言い方をするパートさんの

標的にしたくありません。

彼を標的にしようものなら、

私はそのパートさんを許さない。

職場の上司と部下として

仲良くなりたいのが理想ですが、

仲良くなれなくても、

彼の「味方さん」になりたいです。

1日でも早く、心の梅雨が

明けますように。