発達障害と付き合う、生まれつき茶髪のブログ

発達障害、生まれつき茶髪、左利き…色々なものを持つ女

一人ぼっちの高校生活③ ~味方くん~

一人ぼっちだと、何かあった時に

助けてくれる人がいない。

先生方や親に頼ってばかりなんてことも。

本当に味方はいないのでしょうか?

いいえ、味方は必ずしも

友達になってくれる人とは限りません。

友達はいなくても、

陰ながら助けてくれる味方は

いるかもしれません。

 

どうやら私には、味方くんがいたようです。

 

保健の授業開始前に

先生に怒られずに済んだことがあります。

 

高校1年生の休み時間、

私はトイレで席をはずしていました。

戻ってこられたのは授業開始の2分ほど前。

次の授業は、先生が厳しく、

開始5分前に着席していないと

怒られてしまうのです。

おびえながら先生に一言謝ると、

先生は何も言わずに私の席を指しただけでした。

きっと味方くんが、私がトイレに行っていたのを

伝えてくれたのでしょう。

そうでもなければ、

確実に怒られていたはずです。

 

味方くんは、音楽の時間にも

助けてくれました。

 

アルトリコーダーを3つに分割して

ケースにしまいたかったのですが、

つなぎ目が硬くて、外せなくなってしまったのです。

先生に助けを求めたのですが、解決できず。

先生が男子生徒を当たってくれました。

味方くんが外してくれたと、

先生から聞かされました。

 

味方くんの正体は、教室で隣の席だった

男子生徒でした。

すぐ近くに味方がいたなんて、

夢にも思いませんでした。

 

もし、高校の同窓会があったら

彼にだけは会って、感謝したいです。

彼は、男子生徒の中で唯一

私に挨拶をしてくれた人でもあったので。

 

1人ぼっちでも、挨拶だけは欠かせないと思いました。