茶髪も普通で当たり前のこと
特別に見られるって、何かおかしいような気がします。
髪の毛が黒くないのが生まれつきだと言うと、
無理解な人がいる一方で羨ましがる人が一人や二人はいたのではないでしょうか?
私も中学生の時がそうでした。特に高校入試が近づく頃は、
普段髪を染めている人は染めなおす人が多いでしょうから、
黒くない地毛が羨ましくなってくるのでしょう。
「生まれつきなんだ。いいなぁ」
こんな風に言われて、友達が寄ってきたりちょっとした注目の的になったりするのは、当時の私にとってはいい気分でした。
普通の人にはない特別なものを持っているという優越感に浸っていたのでしょう。
私も当時は、生まれつきの髪色だと言えば人から羨ましがられいい気分になれると
短絡的に考えたものでした。でも、考えてみてください。
羨ましがられていい気分になるのは黒くない地毛の人にとって
本当にいいことなのでしょうか?
私が思うに、いいことではないと思うのです。
特別な扱いをするのではなく、
黒くない地毛の人もいるのは当たり前のこと
と認識されるのが一番の理解であると考えられませんか?
そう考えると、羨ましがられることの異様さがお分かりいただけたかと思います。
でも、黒くない地毛を見て絶対に羨ましがるなとは言いません。
羨ましがられて気分を悪くしない限りは直接的には傷つかないはずですから。
羨ましがられるなとも言いません。ただ、
羨ましがられるのは特別に見られてしまっているのだ、
羨ましがるのは特別だと思っているのだという二つのことを
頭の片隅に入れておいていただければ幸いです。
当たり前だと認識されるのが普通
と思うのは私だけでしょうか?