発達障害と付き合う、生まれつき茶髪のブログ

発達障害、生まれつき茶髪、左利き…色々なものを持つ女

信じて待つ。 陰から差し伸べる。

先日、職場で腹立たしいことがありました。

私の心が狭いのでしょうか?

 

他部門のパートさんのおしゃべりが聞こえ、

その内容が子どもの発達障害に関わる話でした。

「子どもの行動がおかしいのに

親は気づいていないのかな?」

「おかしいって認めたくないんだろうね」

 

このやりとりに怒りと悲しみを覚えました。

発達障害の可能性がある子どもとその親を

遠ざけ蔑むような発言は、

子どもを持つ親として

あるまじきことだと思います。

 

こんな親を見て育ったら、

その子どもも将来親になったとき

同じことをするんでしょうね。

 

発達障害を疑われたら、

最初は認めたくないって思うのは

誰にだってあると思います。

それに、認めないんじゃなくて

本人の力でどこまでできるか

見守っている場合もあると思います。

 

最初から、これはできない

あれもできないと決めつけるのではなく

出来るかどうか待ってみる

心のゆとりを持っていただきたいものです。

 

私の属する部門に、

発達障害の傾向を持つ方がいます。

私はその方の特性を推測して、

いつどのように手を差し伸べたらいいか

模索しています。

 

つまり、その方の特性が現れたとき

直ちに手を差し伸べはしません。

その方が気づく可能性が少しでもあるなら

信じて待ってみて、

気づかなかったら陰から手を差し伸べます。

実際に待ってみたら、

その方が自力で気づいたケースが

何回かありました。

 

時と場合によっては、すぐに

手を差し伸べることもあります。

それは、

その方に発達障害の傾向があることを

知らない社員さんとパートさんが

その方に注意をしかねない、

怒りかねない場合です。

 

障害特性によって引き起こされていることに

怒ったり注意したりするだけで終わらせるのは、

可哀想すぎると思います

その方からしたら、どんなに気をつけても

全て完璧には直しきれないのですから。

私はその方に注意するくらいなら、

周りにもその方にも気づかれないように

陰から手を差し伸べます。

その方のプライドを傷つけてしまわないように。

 

人々の心のゆとりの無さ。

これこそが真の発達障害なのかもしれません。