地毛へのなりすまし 絶対にやめて!
見分けがつかないから、
地毛証明書を出さなきゃならない。
髪を染める生徒がいるために、
地毛だと信じてもらえない。
生まれつき黒くない髪の生徒がいると、
黒染めしないでいいなんてずるい、
明るい髪色で学校生活もプライベートも満喫出来て羨ましい、
と思う方が多いでしょう。
思うだけなら、その人の自由ですから私は何も言いません。
でも、
真似て髪を染めることはやめてください。
そのようなことをすれば、髪を染めてきたあなたが真っ先に、
黒く染めなおすよう注意を受けることになります。
その間に髪を染めたあなたを他の児童生徒が見て
また真似する人が出てくることがあります。
あなたが黒染めすれば、あなたはもう問題ないでしょう。
しかしこれがきっかけで、先生方はなぜ髪を染める児童生徒が出てきたのか、
原因を探るはずです。
生まれつき黒くない髪の友達に憧れたのを染めた原因の一つと考えるかもしれません(私の学校ではこんなことはありませんでした)。
最悪の事態が、生まれつき黒くない髪の友達に影響が及ぶことです。
あなたの地毛に憧れて染める生徒がいるから
黒染めしてほしい
あなただけ黒くない髪で通学させるのはズルい
という意見が多いから黒染めしてほしい
あなたが憧れて染めたことで、生まれつき黒くない髪の友達が
先生方から万が一こう言われたらどうしますか?
必死に先生方に友達の髪を黒染めさせないよう訴え黒染めを防げても、
黒染めしてくださいと言われ負った傷は治りません。
もしその友達が本当に黒染めすることになったら、
憧れて染めたあなたは責任が取れますか?
憧れて染めただけで、その友達本人、友達の両親や兄弟までをも傷つけ、
先祖様たちを否定するような生き方をさせてしまうのです。
あなたにはないものを持っている人がいると、
どうしても憧れてしまうのは自然なことです。
ですが、ないものほしさに真似をするのは相手にとって大変迷惑なのです。
髪を染めるのは個人の自由です。
が、
組織集団の中では、地毛の人を困らせ傷つけることに
なります。